黄色いねばる鼻水・頬の痛みは急性副鼻腔炎かも?かぜとの見分け方・治療を医師が解説|京都市中京区・御所南・丸太町駅 なかい耳鼻咽喉科

はーちゃん

せんせい、かぜはよくなったのに、黄色いねば〜っとした鼻水が止まらないの。
ほっぺの奥も、なんだか重くて痛いんだけど…。

なかい先生

それはもしかすると、“急性副鼻腔炎(きゅうせいふくびくうえん)”かもしれないね。
かぜのあとに、鼻のまわりの空洞に炎症が起きて膿(うみ)がたまる病気なんだ。
多くは、しっかり治療すれば1〜2週間でよくなるよ。

「黄色い鼻水が続く」「頬や目の奥が痛い」「鼻水がのどに流れて咳が出る」
——この記事では、京都市中京区・御所南のなかい耳鼻咽喉科が、急性副鼻腔炎の症状・かぜとの見分け方・治療をやさしく解説します。

目次

急性副鼻腔炎とは?(副鼻腔=鼻のまわりの空洞)

はーちゃん

“ふくびくう”って、どこにあるの?

なかい先生

鼻のまわりの骨の中にある空洞のことだよ。
頬の奥・眉間・目の間・額——顔の中に、鼻とつながった“小部屋”がいくつもあるんだ。
かぜなどに続いてこの小部屋に炎症が広がって、膿がたまった状態が急性副鼻腔炎だよ。

多くはかぜのウイルスがきっかけで、一部は細菌の感染が加わって起こります。
「どの小部屋に膿がたまるか」で、頬・額・目の奥など痛む場所が変わるのも特徴です。

おもな症状

・黄色〜緑色のねばった鼻水・鼻づまり
・頬(ほお)や額、目の奥の痛み・重い感じ
・鼻水がのどに流れる(後鼻漏〔こうびろう〕)・せき
・においが分かりにくい・発熱・頭痛

はーちゃん

鼻水がのどに流れるって、あの“ねばっとしたのがのどに張りつく”やつ?

なかい先生

そう、それが後鼻漏だよ。
夜の咳や、せき払いの原因にもなるんだ。
“かぜが治ったのに咳だけ続く”ときは、実は鼻が原因のこともあるんだよ。

かぜとの見分け方——「10日以上」と「ぶり返し」

はーちゃん

ふつうのかぜと、どうやって見分けるの?

なかい先生

目安は2つ。
①黄色い鼻水や顔の痛みが10日以上つづくとき。
②いったんよくなりかけたのに、また悪くなったとき。
この2つは、“かぜのあとに細菌の感染が加わったサイン”のことがあるから、受診してほしいんだ。

かぜなら、ふつうは1週間前後でピークを越えます。
「長い」「ぶり返した」——この2つが、副鼻腔炎を疑うヒントです。

【重要】こんなときは、すぐに受診を

なかい先生

まれだけど、炎症が目や脳の近くへ広がることがあるんだ。
次のサインがあるときは、すぐに受診してね。

すぐに受診が必要なサイン

✔ 目のまわりの赤い腫れ・痛み
✔ ものが二重に見える
✔ 強い頭痛
✔ おでこの腫れ

これらは、炎症が目のまわりや頭の中へ広がっているサインのことがあります。
夜間や休日でも、ためらわずに医療機関を受診してください。

治療——多くは1〜2週間でよくなります

治療の中心は、鼻の洗浄や痛み止め、必要に応じて抗菌薬や、鼻にスプレーするステロイド薬です。
多くは1〜2週間の治療でよくなります。

はーちゃん

抗菌薬(こうきんやく)って、必ず飲むの?

なかい先生

いい質問だね。
急性副鼻腔炎の多くはウイルスがきっかけだから、最初から全員に抗菌薬が必要なわけではないんだ。
症状の強さや経過を診て、“必要なときに・必要な分だけ”使う。
そのための診察だと思ってね。

症状が強いときや長引くときは、こじらせて慢性副鼻腔炎に移行しないよう、しっかり治療しましょう。

おうちでできるケア

・鼻は「片方ずつ・やさしく」かむ——強くかむと耳や副鼻腔に負担がかかります
・鼻すすりはしない——中耳炎のもとになることがあります
・水分をしっかりとり、部屋を加湿する——鼻水がやわらかくなり、出しやすくなります
・ゆっくり休む

はーちゃん

鼻のかみ方にも、コツがあるんだね。

なかい先生

そうなんだ。
とくにお子さんには、“片方ずつ・口を閉じて・ゆっくり”を教えてあげてね。

よくある質問(Q&A)

はーちゃん

ほかにも、よく聞かれることってある?

なかい先生

あるよ。
まとめて答えるね。

自然に治りますか?

軽いものは自然によくなることも多いです。
ただし、顔の痛みが強い・10日以上つづく・ぶり返した場合は、細菌感染やこじれのサインのことがあるため受診してください。

子どもも副鼻腔炎になりますか?

なります。
子どもは副鼻腔が発達の途中で、かぜのたびに鼻水が長引きがちです。中耳炎を併発することもあるので、鼻水が長引くときはご相談ください。

お風呂に入ってもいいですか?

高熱がなければ構いません。
蒸気で鼻の通りが楽になる方も多いです。無理のない範囲で、体を休めることを優先してください。

市販の点鼻薬を使ってもいいですか?

鼻づまり用の点鼻薬(血管収縮薬)は、使いすぎるとかえって鼻づまりが悪化することがあります。
毎日使い続ける前に、一度ご相談ください。

まとめ

なかい先生

かぜのあとの“黄色いねばった鼻水+顔の痛み”は、急性副鼻腔炎のサイン。
多くは1〜2週間で治るけど、10日以上つづく・ぶり返したときは受診してね。
目の腫れや強い頭痛が出たときだけは、“すぐ”だよ。

・かぜのあと、鼻のまわりの空洞に膿がたまる病気
・黄色い鼻水・頬や額の痛み・後鼻漏・においの低下
・「10日以上つづく」「ぶり返した」は受診の目安
・目の腫れ・二重に見える・強い頭痛・額の腫れ → すぐ受診

京都市中京区・御所南 丸太町駅で長引く鼻水のご相談は

なかい耳鼻咽喉科(京都市中京区・御所南/地下鉄烏丸線「丸太町駅」近く)では、鼻の診察と処置で、急性副鼻腔炎をこじらせないよう治療します。
「かぜのあとの鼻水が長引く」「頬が重くて痛い」——早めにご相談ください。



電話:075-241-3387

監修:なかい耳鼻咽喉科 院長 中井 茂(なかい しげる)
医学博士/日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 専門医/日本気管食道科学会 専門医/補聴器適合判定医師

参考文献:
・日本鼻科学会「急性鼻副鼻腔炎診療ガイドライン」
・日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の一般向け情報

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